公衆浴場建て替えに依る事業ビル
府中市外語大学校前の私有道を挟んだ２敷地に建つ公衆浴場、ホテル医院併設の学生ハイツ
大規模国有遊休地に隣接する自然環境、眺望、通風、採光に恵まれた立地。
築後約３０年を経た木造公衆浴場老朽化に依る建て替え事業である。近年浴場集客数の減少が顕著であり経営計画の策定に施主の苦心がにじむ。近年の環境浄化運動を鑑み燃料をガスに転化し公害対策に積極的に取り組む。Ａ号棟に公衆浴場、ホテル、学生ハイツを組み込み１期工事となす。
１階ＥＮＴの浴場、ホテルの２４時間有人フロントを配し宿泊者、入居者に安心サービスを供している。尚屋上階段開放により夏の花火祭り等地域行事を楽しめる。
Ｂ号棟は翌年既存浴場取り壊し、１階テナントに内科医院、薬局を誘致、２−４階学生ハイツ、５−６階オーナー居宅を抱合する。５階東側にルーフバルコニー芝庭設置１部に家庭菜園、バラ栽培等自然に親しむ工夫がされている敷地内深井戸（−６０ｍ）の継続使用により良質な泉水が確保されており、浴場経営に基盤となり併せてＢ棟共用部内庭池泉を設け無機質な空間になりがちなＥＮＴホールに潤いを与えている。